介護スクールで取得できる資格の種類
介護職は何の知識もなくできる仕事ではないので、資格を取得することから始めなければなりません。実技試験もあるため、個人が独学で行うのは困難でしょう。だからこそ介護スクールに通ってしっかりとした知識をつけることが大切です。今回は介護スクールで取得できる資格の種類について詳しくご紹介します。
介護とはどのようなことをするのか?
病人をサポートするのは看護であり、看護師などの資格を持っている人が行う必要があります。病気ではなく高齢であることや心身に障害があって生活が困難な場合にサポートするのが介護です。そのため医療行為以外の家事や日常生活の堂田の補助、健康管理、社会活動のサポートなどが含まれます。
高齢になると動作自体が難しくなってしまうことがあります。たとえば、歩くのが難しい、思うように物を持っていられないなど普段の何気ない動作ができなくなります。筋力の低下などが原因であることが考えられますが、生活できないとなると問題です。介護ではそのような方の動作を補助することから始まり、場合によっては自立できるように促すことも行います。
体操などによって筋力をつけて、動作が問題なくできるレベルまで引きあげます。自立ができることは、自由に生活するためにはとても重要です。介護に携わる人は、動作をどのように補助すればよいのか、どうすれば自立できるようにできるかなどを知識として持っている必要があります。そしてそれを活用できる技能を持っていなければいけません。それができることを認定されるのが、介護職です。
最近では多くの人が介護職を希望しています。それは今後予想される高齢化社会を見据えての行動かもしれません。札幌でも高齢化が進んでいるため、個人としても家族の介護を行うために必要と考える方もいるようです。
介護に関連する介護福祉士とは?
介護職の代表的なものといえば、介護福祉士です。介護に携わるために必須のものではありませんが、取得すると登録して国に認められた介護職員になることができます。介護福祉士の資格を取得するメリットとしては、取得する事で待遇がよくなり、給料面でも有利になることが期待されます。介護施設に配置が必要とされる役職になるために必要とされているので、重職に就ける可能性も多くなります。
受験するには、養成施設もしくは福祉系高校で規定時間満たして卒業することや実務経験が3年以上、実務者経験が450時間以上という条件があります。つまりまったく関与していなかった人が試験を受けることができないとことです。
現場での実務を満たして受験する場合には、実務者研修が必要です。介護福祉士の受験の要件となった実務者研修には、座学と実技が含まれています。座学で介護の基本や生活支援技術、老化や認知症、障がいなどについて学ぶことで、術技に活かせるようになります。
実務の基礎を理解するために有効なのが介護職員初任者研修です。介護の世界に初めて関わる時に受ける内容になっています。研修内容は知識を得る学習とスクリーニングと呼ばれる実技です。学習時間は37時間程度必要で、スクリーニングは15日程度必要です。スクリーニングとは現場で実際に行われるもので学習と並行して行うことができます。このように、札幌の介護スクールで介護福祉士の資格を取得するためには、いくつものハードルがあるのです。
その他の介護にまつわる資格を紹介
介護にまつわる資格は、先ほど紹介した介護福祉士の他にも複数あります。大きくは、国家資格とそうでないものに分けることができます。
まず介護にまつわるものを見ていくと、介護福祉士を始め、社会福祉士、精神保健福祉士、理学療法士、作業療法士などがあります。種類によっては、介護スクールではなく専門の大学を卒業することが必要なものもあります。
国家資格以外でいいますと、ケアマネージャーといわれる介護支援専門員というものが有名です。こちらは有名なので、国家資格と誤解している人も多くありますが、公的資格となっています。国家資格でないといわれると簡単だというイメージを持たれるかもしれませんが、ケアマネージャーの資格を取得するには、福祉、保険、医療を始めとする指定された国家資格を取得したうえで、5年以上の実務経験を積む必要があります。
介護の資格にはどのようなものがあるかを知った上で、自分にはどのような内容のものが適しているか、どれを目指すべきかを検討しましょう。そして、目的とするものを取得することのできる介護スクールを選ぶことが大切です。
介護スクールといっても多くの種類があり、取得内容や特徴などがさまざまです。せっかく通ったのに目的の内容のものが取得できないカリキュラムでは意味がありません。そのため、自分の目標を明確にしたうえで、それに適した札幌の介護スクールを選びましょう。
介護の世界はこれからますます人手不足になることが予想されます。介護にまつわる資格は複数ありますが、どれも簡単に取れるものではありません。まずは明確に目標を定め、その目標に向かって取得を目指しましょう。確実に目指すなら、自分に合った介護スクールに通うのがおすすめです。